ARで能を解説 初心者も眠くならずに楽しめた!

開演前に、ソニー製のメガネ型ウエアラブルデバイスを渡されます。AR用デバイスとはいえ、サイズは一般的なメガネとほぼ同じです。かけてみると、ほとんど違和感がありません。これなら1時間でもかけていられそうです。ただ、メガネをかけているとその上からかけるのは無理そうです。事前の案内にも、コンタクトレンズでの観劇が推奨されていました。ウエアラブルデバイスをかけてみると、視界の下の方に緑色の字幕が見えます。ウエアラブルデバイスには小型の通信装置がぶら下がっており、無線LANで能楽堂後方に設置されたノートパソコンとつながっているのです。上演中、ストーリーが進むのに合わせてスタッフがパソコンで解説文の送り出しを指示すると、観客のウエアラブルデバイスに解説文が表示されるという仕組みです。さあ、上演が始まりました。登場人物が橋掛かり(舞台袖の渡り廊下のようなところ)を歩いて舞台に向かいます。字幕には、先頭から登場人物の名前や説明が表示されます。そのとたん、「これはいい!」と思いました。普段、能を見る前はパンフレットなどであらすじを読んでおくのですが、登場人物はカツラもメイクもしていないので、慣れない身にはどれが誰やら分かりません。しかし、こうして説明してくれれば、事前に読んだあらすじと今、舞台にいる人物が誰か結びつくわけです。

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