iPhoneでボケた写真を撮影する方法をレクチャー

“スマホカメラでも一眼レフのようにボケのある写真を撮影したい!という方は多いでしょう。ではボケのある写真はスマホで撮影することができるのでしょうか?ここでは写真の「ボケ」の種類と、撮影方法をレクチャーしましょう。
【写真の「ボケ」とは?】
写真のボケにはいくつかの種類があります。それぞれ特徴をまとめてみましょう。
<後ろボケ>
被写体にピントを合わせて、背景をぼかした写真表現のことを「後ろボケ」言います。背景のディテールに目が奪われることがないため、被写体を際立たせる視覚効果があるのが特徴です。見る人が被写体に注目しやすくなるでしょう。
<前ボケ>
被写体にピントを合わせて、被写体よりも手前にある物をぼかした写真表現のことを「前ボケ」と言います。手前のボケた部分が真っ先に目に入ることによって、ソフトフォーカスの写真のように柔らかい雰囲気の写真です。
<玉ボケ>
点光源である電球やライト、木漏れ日など1つ1つが丸いドットのボケ模様となって写る現象のことを「玉ボケ」と言います。幻想的なシーンを演出してくれるので魅力的です。
【iPhoneで後ろボケの写真を撮影する方法】
iPhoneでもボケた写真を撮影することができます。ここでは後ろボケの撮影方法をまとめてみましょう。
まず後ろボケの写真を撮る場合には、iPhoneの「ポートレート」モードで撮影をします。ポートレートモードを使えば後ろボケの写真を簡単に撮影することができます。
撮影手順は以下の通りです。
1、カメラAppの画面をスワイプして[ポートレート]を選択する
2、画面に従って操作し、照明効果を選択する
3、野外撮影の場合には、照明効果として「自然光」を選択する
4、シャッターボタンをタップする
ポートレートモードで撮影した写真に関しては、写真Appの「被写界深度コントロール」機能で、撮影した後からでもボケのレベルを調整できます。被写界深度とはピントが合っているように見える範囲のことです。被写界深度コントロールを使ってボケのレベルを調整する手順をまとめてみます。
1、写真Appで[ポートレート]モードの撮影写真を開く
2、[編集]をタップし、[被写界深度コントロール]を表示する
3、コントロールバーをスライドして被写界深度を調節する
コントロールバーの左端に設定をすれば被写界深度が最も浅くなり、背景のボケがとても強くなりますよ。
【iPhoneで前ボケの写真を撮影する方法】
iPhoneで前ボケ写真を撮影する場合には、「AE/AFロック」を使って撮影をしましょう。AEとは自動露出、AFとは自動焦点(オートフォーカス)のことです。AE/AFロック機能は長押ししたポイントでメイドと焦点距離を固定できる機能になります。それによって被写体よりも手前に映り込んでいるものが、被写体深度の範囲外に置かれることによって前がボケた写真になります。
AE/AFロックを使った撮影手順は以下の通りです。
1、前景が写り込むように構図を決める
2、ピントを合わせたい被写体をタップ(長押し)する
3、画面に[AE/AFロック]と表示されたら撮影準備が完了する
4、シャッターボタンをタップする
【iPhoneで玉ボケの写真を撮影する方法】
iPhoneで玉ボケの写真を撮影するには、前ボケの写真と同じようにAE/AFロック機能を使いましょう。明るさとピントを固定するAE/AFロック機能を使えば、玉ボケの写真を簡単に撮影することができます。
AE/AFロック機能を使って玉ボケの写真を撮影する手順は以下の通りです。
1、20㎝程度の至近距離で光の当たっているものにピントを合わせる
2、画面のその部分を長押しして[AE/AFロック]を表示させる
3、10㎝以上離れた光源(電球やイルミネーション)などを撮影する
スマホの画面で、電球やライトなどの光源が丸いドットになっているかどうかを確認しながら、シャッターを切るようにしましょう。
【スマホ用レンズを後付けすればボケ撮影ができる?】
iPhone既存のカメラAppの機能でボケる写真を撮影することができますが、それ以外の方法としてスマホ用レンズを後付けすることで簡単にボケる写真を撮影できます。スマホ用の交換レンズには、望遠・広角・魚眼・マクロなど様々な種類がありますが、その中でもボケた写真撮影におすすめのレンズは「望遠レンズ」です。
望遠レンズには様々な倍率があり、小型で軽量なものが希望な方は2倍望遠、より遠くまで撮影したいという方は高倍率の望遠レンズがおすすめ。望遠レンズを使えば、後ろボケ、前ボケ、玉ボケのどの写真も撮影ができます。光学的な処理によって自然にぼかした写真撮影が可能です。”

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