eSIMの今後の展開と、eSIMを使用する際の注意点

“SIMカードの差し替え作業が必要なく、最短当日でスピーディにオンラインで開通できるeSIMは人気です。ここではeSIMの今後の展開と、eSIMを使用する際の注意点などをまとめてみましょう。
【海外旅行でのeSIM利用が人気】
コンシューマー向けのeSIMにおいては、一般ユーザーが利用する機会が増えています。特に海外旅行に行く際にeSIMを利用する人が多いです。旅行中の限定された時間の中でも、ネットへのアクセスは高いニーズがあるでしょう。何かを検索する時、地図を見たい時、時間つぶしにSNSや動画を視聴したい時など使用する機会はたくさんあります。
eSIMを使用すればオンラインで現地の事業者を利用するためのプロファイルをダウンロードするだけですぐにネットへアクセスすることができるようになります。SIMカードであれば現地の通信事業者のSIMカードを購入して、スマホの中のSIMカードを差し替える必要がありますが、そのような面倒な作業も一切ありません。
eSIMでは国内で利用する場合でも、海外で利用する場合でもユーザーが契約を希望するサービスプランに対応するプロファイルをスマホにダウンロードする必要があります。どちらのケースでもダウンロードの仕方は同じ流れです。最近ではeSIMプロファイルのダウンロードの流れについて、日本語で分かりやすく説明してくれるアプリやサイトもあるので、分からない場合にはそれらを参考にしましょう。特にLPAにSM-DP+サーバのアドレスやプロファイルを特定するコードを入力する必要がありますが、この操作に関しては少し複雑になります。
【eSIMを使用する際の注意点とは?】
eSIMを使用する際の注意点についてまとめてみましょう。
<契約プランがeSIMに対応しているかを確認>
携帯電話会社や料金プランによってはeSIMに対応していない場合があるので注意が必要です。契約を検討している会社や料金プランが、eSIMに対応しているかは事前に必ず確認しておきましょう。
<eSIMに対応しているスマホがあるかどうか>
自分の持っているスマホがeSIMに対応しているかは必ず確認しておきましょう。SIMカードの場合はほとんど全てのスマホ端末で対応しています。一方、eSIMに関しては対応していない機種もあるので注意が必要です。スマホごとのeSIMへの対応状況に関しては、製品ページのスペックや仕様に関するページで確認してください
<プロファイルダウンロード時のAPN設定に注意しよう>
またダウンロードしたプロファイルをオンにした時に、本来とは違うAPNが設定されてしまう場合もあるのです。APNはモバイルネットワークからインターネットなどの外部ネットワークにつながる接続ポイントを示す文字列のこと。プロファイルで示される通信ネットワークに接続した時、APNが正しくないと通信路の設定がうまくいかないので、正しいAPNを入力し直す必要があります。
<機種変更ではSIMの再発行の手続きが必要になる>
eSIMを利用している人が、機種変更をする場合にはSIMの再発行の手続きが必須となります。オンラインや店舗でeSIMの再発行の手続きをしましょう。また手続きをする際には、手数料が発生する場合もあるのでご注意ください。SIMカードの場合は、基本的にはスマホの機種変更はSIMカードの差し替えのみでOKです(同じサイズのSIMカードの場合)。しかしeSIMの場合、機種変更の際に手間がかかってしまうのがネックと言えるでしょう。”

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