“『格安SIMの乗り換えを検討している』
『少しでも安いプランに変えたい』
毎年、様々な通信会社がお得なプランを提供している昨今ですが、皆さんはどのくらいの期間で格安SIMの乗り換えをしていますか?
安いプランが見つかればすぐに申し込みをしている、という方もいれば最低でも半年は使っているという方もいるでしょう。
今回は、格安SIMを好きなタイミングで乗り換えてもいいのか?
すぐに解約してはダメなのか?
解約金やMNP予約番号発行にかかる手数料について、注意点も合わせてご紹介します。
格安SIMを使っていたけど、安いプランを見つけてすぐに乗り換えをしたい、でも解約金がかかるのでは、と心配されている方も多いでしょう。
格安SIMや大手キャリアの最低利用期間が定められているのか、こちらも合わせて見ていきたいと思います。
気になっている方、機種変更を考えている方も是非参考にしてくださいね。
■格安SIMに『最低利用期間』はあるの?
以前は、スマートフォンを契約したら最低でも利用しなければならない期間が定められていました。
例えばドコモで契約したら、スマホを契約した日から最低2年間は利用しなければならない、という約束がありましたね。
ただスマホを扱う通信会社の中には最低利用期間が3年以上、というところも珍しくありませんでした。
そうした中、2019年10月1日に制定された《電気通信事業法》の改正が行なわれ、2年縛りが廃止されました。
その結果、現在は格安SIMだけでなく4大キャリアと呼ばれる大手キャリアにおいても、最低利用期間は定められていません。
最短翌月に解約しても問題ない、という事になります。
格安SIMには最低利用期間がないのは知ってたけど、大手キャリアでも同じことが言えるのは知らない方が多いかもしれません。
一度契約してしまうと、解約手続きが面倒だからと諦めてしまっている方は勿体ないです。
2019年10月以降の契約であれば、いつ解約しても問題ないので安心してくださいね。
■格安SIMの『解約金』はいくら?
まず、解約金についてみていきます。
解約金とは、契約した携帯電話、スマートフォンを解約する際にかかる費用となります。
2019年10月に制定された《電気通信事業法》の改正により、こちらもほとんどの通信会社で無料となっています。
ただし、解約金は1,000円以下までは可とされているため、通信会社の中には解約時にお金がかかる場合もあります。
そのため、解約金はいくらになるのか事前に確認しておくと安心です。
基本的には、格安SIMも大手キャリアも解約金は今は0円になっていると思っていて大丈夫です。
■格安SIMの『MNP予約番号発行手数料』はいくら?
皆さんもご存知かもしれませんが、MNP予約番号を発行する際、以前は3,000円ほどかかっていました。
これは、今使っている電話番号を継続して利用するために必要な手続きに関わる手数料でした。
しかし、2024年4月現在は大手キャリアから格安SIMに乗り換える際、格安SIMから格安SIMに乗り換えをする場合にもMNP転出手数料はかからなくなりました。
そのため、誰でも0円で行うことが行うことができます。
ただし、MNP予約番号は発行してから15日間しか有効でないため、予約番号を取得したらなるべく早くMNP転出の手続きを行うようにしてくださいね。
有効期限を過ぎてしまうと、再度発行する必要があり時間がかかる場合もあるので注意しましょう。
■格安SIMの乗り換え時、注意しておきたいこと
ここまで格安SIMの乗り換え時にかかる解約金と、最低利用期間について《電気通信事業法》の内容も含めてご紹介しました。
最低利用期間はほとんどの通信会社で設けられていないのですが、中には利用開始日の翌月末までは利用しなければならない、というところもあります。
契約した際は、解約する場合の手続きも同時に確認しておくと安心です。
また最低利用期間がない、といっても支払いが遅れてしまったり延滞、遅延が続いてしまうとブラックリストに名前が載ることがあります。
短期間で格安SIMを何社も乗り換える際は、支払いの遅延、延滞に十分に注意してください。
そうでないと、格安SIMの契約が出来なくなり、利用停止もしくは契約自体できなくなってしまうことがあるからです。
大手キャリアでは、半年ほどは継続して使う方が安心と言われているのはこのためなのです。
■まとめ
格安SIMを乗り換える際、2019年10月以降の電気通信事業法により、最低利用期間は定められていないことがわかりました。
すぐに解約すると危険なのでは、と心配されていた方はこれで安心して乗り換えできますね。
また解約金も現在は0円、MNP転出手数料も0円ということなので、是非安いプランが見つかれば契約してみてくださいね。
ただし、あまり短い期間で解約する際は支払いの遅延、延滞に注意してブラックリストに名前が載らないよう気をつけましょう。”参照